クコは腎グループに良いとされる生薬・食材のひとつ。

海外では、「ゴジベリー」とも呼ばれ、人気のスーパーフードです。

小さな実ですが、栄養価が高く、美容やアンチエイジングに良いとされることからモデルを中心に世界的に支持されています。

世界三大美女のひとりとして知られる楊貴妃はクコの実を毎日食べていたといわれています。

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クコの実の性味・効能

中医学では、クコの実は「補陰薬(ほいんやく)」といって、潤いを補う生薬に分類されます。

肝・腎・肺グループの陰(いん/潤い)を補うことから、たとえば眼の諸症状、慢性的な空咳、婦人科系の不調、消渇(糖尿病によるノドの乾きを止める)など、色々なことに臨床では用います。

12月・1月は忘年会・新年会などで忙しくなりがちですが、冬眠しているクマや土中の虫など、寒さに耐えてじっと春を待っている動植物をときおり思い出し、補腎食材をとりいれつつ、ゆったり静かに過ごして腎を養いましょう。